発酵食品で暑い夏を乗り切ろう!
みなさんは発酵食品を食事で摂取していますか?日本人が昔から食べ馴染みのある発酵食品、実は夏こそ特に摂取したい食材です。
冷房が効いた場所とそうでない場所の気温差により、体がだるい、疲れやすいなどの夏バテ気味の方は、毎日の食事を少し意識することが大切です。
発酵食品とは、大豆などのタンパク質を麹カビや酵母菌、乳酸菌などの微生物の働きによって分解(発酵)して作られる食品のことです。発酵することにより、うま味だけでなく、栄養素の吸収率や保存力がアップします。ここからはさらに具体的に発酵することでの健康効果についてまとめていきます。
発酵食品の特徴を知り、この猛暑を乗り越えたい!いう方は是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。
発酵食品の特徴①うま味成分について
発酵食品は、発酵の段階でうま味がアップします。例えば、大豆はそのまま豆乳として飲むのも手軽で良いのですが、煮た大豆が発酵という過程を得るとグルタミン酸といううま味成分ができ、うま味がアップします。
そもそもうま味とは人間の5感のひとつです。5感とは「甘み」「苦味」「辛味」「酸味」「塩味」「うま味」のことを言い、人間の味覚はこの5感によって成り立っています。
うま味が強い食材では、風味がよく、少ない調味料でもコクがアップするので減塩に繋がりやすいです。そのため発酵食品をうまく取り入れることで、塩分の摂りすぎを防ぐことができます。
発酵食品の特徴②栄養価について
発酵食品といえば、納豆や味噌、ヨーグルトなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。これらの食品は、発酵する過程で多くの栄養成分を生み出してくれます。
・納豆・・・茹でた大豆を発酵することで、ビタミンKやビタミンB2含有量が大幅にアップ
・味噌・・・発酵により、体内で合成できない必須アミノ酸が豊富に含まれている
・ヨーグルト・・・生乳などの乳製品を発酵することで、カルシウムやタンパク質の栄養価が高い
もともと、食料を保存するために生まれた発酵食品。発酵の力によってできた栄養は、日本人が長生きできる秘訣かもしれません。
発酵食品の特徴③消化吸収について
発酵食品は栄養価が高いだけでなく、消化吸収に良いと言われています。その理由は、発酵の過程で、微生物によって大豆の難分解性タンパク質と呼ばれるものが分解されるからです。発酵食品は口に入る前から、消化吸収されやすい状態でいるということです。
消化吸収されやすいものは、その分栄養が吸収されやすいです。発酵食品は栄養素、消化吸収共にとてもバランスの整った長寿大国日本を代表する食材であると言えます。
夏の暑い時期だからこそ、「消化しやすく吸収されやすい発酵食品」「ビタミンミネラルも詰まった栄養価の高い発酵食品」がおすすめです。
冷やして飲む甘酒、お豆腐に納豆をかけた冷奴、味噌で簡単に冷汁など、体に無理のない範囲で美味しく発酵食品を取り入れてみてはいかがでしょうか。
発酵食品を夏に取り入れることで夏に負けない体づくり
夏こそ食べたい、発酵食品の特徴についてお伝えしました。食の外食化が進んでいますが、「和食」の文化はいつまでも大切にしたいですよね。日本人が昔から食べ慣れてきた食材は、やはり日本人の体によく合います。夏の厳しい暑さで食欲がない時や疲れを感じる時こそ、食事内容を見直し、しっかり栄養素を摂取しましょう。発酵食品で栄養素を補うことで、夏に負けない体づくりを目指せます。
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