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記事: 社会は、私たちが食べるものでできている。食文化が生まれる「食」の体験イベントをはじめます。

社会は、私たちが食べるものでできている。食文化が生まれる「食」の体験イベントをはじめます。

こんにちは、SOYMIL(ソイミル)の佐藤航平です。

来月、SOYMIL(ソイミル)は、新しい一歩を踏み出します。2021年の創業時からやりたいと思っていた「みんなで作って食べる体験会」を始めます。

第一段は、SOYMIL KITで扱っている国産在来品種を使った味噌づくりを行います。なぜ、イベントをやるの?今後どんなことをしていくの?ということをまとめました。5分程度で読み終わる内容なので、ぜひご一読ください。

 

キッカケは、二子玉川・蔦屋家電と枚方・蔦屋書店のイベント

「次はいつ開催しますか?」
「神戸で開催する予定はありますか?」

2024年3月に東京の二子玉川・蔦屋家電と大阪の枚方・蔦屋家電で、SOYMILのユーザーさんからこのような言葉をかけてもらいました。

私はポップアップをいつかやりたいと思っていましたが、非常に及び腰でした。「本当に人が来てくれるのだろうか?」という不安があったのです。

ただ、実際始まってみると、予想以上の反響がありました。私が店舗に到着する前に「SOYMILの方いますか?」と仰る方もいて、ともて嬉しかったです。イベント終了後に、蔦屋家電のスタッフさんから「実は、この期間で2-3台くらいの販売だと予想していましたが、まさか約10倍になるとは思っていませんでした」と本音を語っていただきました。

 

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枚方でのポップアップイベントの様子

 

成功の要因は事前準備等を細かく分析するといろいろ出てくるかもしれませんが、一人のお客さまから、非常に印象に残る一言だと言えます。

「SOYMILって単なる物売りではないやろ、もっとメッセージを発信しなきゃ勿体ない!」この一言を言われて、私はちょっとだけ変わったと思います。

それまでは、様々なアンケートをもらって「割高な在来何とかに興味ない。市販の大豆使えるの?」「レシピだけを教えて」というコメントをたくさんいただき、真に受けていたどころか、「日本の食文化の根源的なメッセージを発信しよう」という想いが薄れてしまったように思えます。

豆乳の活用方法から始まり、日本の食文化を織りなす国産在来品種がいかにピンチか、どんな魅力や地域性があるのか、これを守ることでどんな未来に繋がるか…を多くの方に語ったところ、「もっと発信したほうがいいですよ」と応えてくれる方がたくさんいて、とても嬉しかったです。

アンケートに耳を傾けつつも、SOYMILらしさを追求し、発信する。これがイベント成功の要因でした。

 

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二子玉川・蔦屋家電にて

 

無の会さんとの出会いで、SOYMILを発信する使命を実感

福島県で最大規模の有機農業を営む農業法人「無の会」の宇野さんとの出会いがSOYMILのあり方を大きく形作ったと言っても過言ではありません。

宇野さんは、次の時代を担う人が集う場になることを掲げて、未来の中規模・有機米農家のロールモデルとなることを目指しています。

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東京都内のイベントで話す宇野さん

宇野さんたちが目指すのは、豊かな自然環境と、自然の循環により沿った「食」のカタチ。このイベントの熱量に触れることで、私はもっとSOYMIL KITについて発信をしていかなければならないと実感しました。

SOYMIL KITは市販の大豆のように大量消費を前提とした生産ができない品種ですし、猛暑で生産量が激減し価格が高騰しています。

それでも、生まれ育った故郷で守られてきた社会・文化・自然との繋がりを未来に繋げていく想いで共鳴できるような体験を届けていくことで、ワクワクするような未来を創る努力をしなければ、SOYMILは全てにおいてクオリティを上げていくことができません。また、これがSOYMILが他社商品との大きな違いになってくるのです。

100人に伝えて100人が同じ受け取り方をするとは限りませんが、伝えようとする努力が無ければ、誰の心も動かすことはありません。私にどれだけの力があるかは分かりませんが、伝える努力を続けていきます。

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無の会さんが毎年11月に開催している「新嘗祭(収穫フェスティバル)」

 

みんなで作るイベントにしていきたい

イベントとは、主催者が運営を引き受けて、参加者が集まるものなのかもしれません。それでも、私は一緒になって作っていくイベントにしたいと強く願っています。

私にとって、一緒に作るというのは運営スタッフのように動いてもらうのではなく、以下の三点を考えています。

・ひとりで来ても、久しぶりに来ても楽しめること
・歴史、文化、自然、社会や地域との繋がりを感じられること
・「こんなことを知りたい、体験したい」と声を出してもらうこと

まず、楽しんで参加するということは言わずもがなですね。

「今まで知らなかったけど、こんな文化があるんだ!」という新しい発見は、未知の世界との繋がり、世界を広げることだと考えています。世界が広がることで、私たちの生活や私たち自身を見つめ直す非常に良い機会になることでしょう。

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講師の岩木みさきさんが過去に開催したイベントの様子

最後に、声を出してもらうことです。これが、私にとって難易度が高いです。振り返ると、私自身も本音で感想を伝えることって滅多にありません。

おべっかを使って思ってもいない良いことを言うか、不満に感じて無言で去っていくかのどちらかでした。

目指すのは、食文化が生まれる「食」の体験イベント。そこには、楽しかった、思っていたのと違ってつまらなかった、次は〇〇をすればもっと良くなりそうだ!といった本音が集まる場にしていきたいです。本音が集まる場であるには、主催者である私が本音を発しなければ始まりません

 

初のワークショップは、6月8日(土)に開催予定です。SOYMIL KITで使用している国産在来品種の違いだけでなく、日本独特の発酵文化の地域性を学びながら、日常で使える味噌を作ります。

食生活を再発見することの楽しさに一緒に触れませんか、日本の食文化の奥深さや多様性に触れると、消えかかる文化への寂しさを感じるだけでなく、大豆が今までと異なる見方ができて楽しくなりますよ!

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