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記事: 大豆が持つフィチン酸とは?大豆を摂取するメリットとデメリット

大豆が持つフィチン酸とは?大豆を摂取するメリットとデメリット

大豆が持つフィチン酸とは?大豆を摂取するメリットとデメリット

健康に良いとされる大豆。実は摂取することでのメリットとデメリットがあります。大豆は昔から、動物に食べられないように身を守ってきました。進化の過程で大豆自身が有毒を身につけたのです。そのため昔は動物が生の大豆を食べると、下痢や消化不良を起こしたそうです。


人間が昔からよく食べてきた理由は、加熱処理をしているからです。今回は、大豆が生で食べるとなぜ危険なのか、大豆に含まれる有毒と呼ばれるフィチン酸についてお話します。




大豆に含まれるフィチン酸とは

 


大豆といえば、生で摂取すると体に悪い影響があるイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

そのイメージに定着しているものが、大豆の良い面とは反対側の立場である反栄養素と呼ばれるものです。


その中の一つであるフィチン酸は、摂取することでミネラルなどの栄養吸収を阻害すると言われています。


そもそもフィチン酸とは、胃の中で分解されたフィチン+ミネラルのことをフィチン酸と言います。


体内に入れる前の大豆に含まれるフィチンは、鉄や亜鉛と結合している種の一種の状態で、子孫へそれらのミネラルを引き継ごうとしています。


それが胃の中に入りフィチン酸になると、体の中のアルカリ条件では鉄や亜鉛などのミネラルと強く結合し、水に溶けにくい状態としてそのまま体の外へ排出されてしまいます。




大豆を摂り入れる際の注意点

 


フィチン酸のように有害なケースはありますが、有害物質を取り除く方法があります。

それは「浸水」「加熱処理」「発酵」です。


動物と同じように、生で摂取すると体に影響が出てしまいますが、フィチン酸を極力抑えて摂取することでそのような状態を回避することができます。


だからこそ、これまでの長い期間、日本人が大豆と親しまれてきたんですね。


大豆から体に摂り入れる際は、調理法に注意し、女性に嬉しい大豆の栄養を効果的に摂取することをお勧めします。


SOYMILの加熱式ブレンダーでは、加熱処理前の乾燥大豆をブレンダーに入れ、水を入れると30分後に出来立ての豆乳を作ることができます。短時間ですが、しっかりと加熱処理がされているのでご安心ください。


大豆を摂取するメリットとデメリット

大豆の摂取はメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットを把握し、無理なく体に取り入れていきましょう。

大豆を摂取するメリット・・・

大豆はフィチン酸などの反栄養素のイメージでマイナスに考える方もいるのが事実です。しかし、摂取の仕方によってたくさんのメリットがあります。


「浸水」「加熱処理」「発酵」を経た大豆製品を摂取することでの


・畑の肉と呼ばれるほど、胃腸への消化吸収に優しい植物性のタンパク質が豊富

・女性ホルモンに似た構造をする大豆イソフラボンで健康作用を発揮

・タンパク質だけ出なく、天然のサプリと言われるほどのミネラルも豊富


など、栄養満点で体にも優しい食材です。昔から日本人が食べる食事の中で多く親しまれていることがよくわかります。

 

大豆を摂取するデメリット・・・

大豆を生で食べる危険についてお伝えしましたが、その他のデメリットとして、大豆の過剰摂取があります。


大豆イソフラボンは女性の肌や体の機能面で嬉しい働きをするイメージがあることで、つい摂りたくなる栄養豊富な食材の一つですが、摂取量には注意が必要です。


過剰摂取によって、健康どころか逆に女性ホルモンのバランスが乱れる可能性があります。特に妊娠中・授乳中は食品以外からの過剰摂取には注意しましょう!


また、お腹が張りやすい方は大豆の摂取を控えることをすすめします。


体質によってはお腹が張りやすくなってしまう食材の一つです。大豆製品の中でも特に豆乳や納豆は避け、味噌などの発酵食品にとどめておくことをおすすめします。


日本人と大豆の歴史


日本人は昔から大豆と親しみがあります。これまでの長い期間、日本食のベースとも言える味噌や醤油などの調味料をはじめ、さまざまな料理に使われてきました。


世界的に見ても長寿大国と言われる理由は、日本の食文化にあるとも言われています。お米を中心に発酵食品を使用した和食は、日本人の体にあった低脂質です。


ユネスコも認める世界の無形文化遺産である「和食」。どんな形になっても、私たちに慣れ親しんだ和食を中心に、これからも食事を大切にしていきたいですね。



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